米軍のハンビー(米軍高機動多用途装輪車両)の払い下げが7,500ドルから

このサイトをご覧になっている皆さんならすでにご存知の事と思うが、アメリカ国防兵站局(DLA)から競売を経てハンビー(HUNVEE)が正式に購入できるようになっている。もちろんオンラインでも競売に参加できるとあって、世界中の軍用車両ユーザーから熱い注目を浴びているようだ。

しかし、かなりの長い期間に渡って、ハンビー(HUMVEE)は民間への払い下げがごく少量だけを除いて行われていなかった。軍用車両コレクターの間ではいろいろな噂がされていたが、テロでの使用されたり、米軍兵士への偽装に使用されたりする事への強い警戒から民間への払い下げを躊躇していたと噂されていた。

だが、ここへ来てのアメリカ国防兵站局(DLA)からのHUMVEE大量放出である。世の中が安定したとは言いがたいが、今までの規制は一体なんだったのか?それなら個人的にはM151A2をもっと払い下げてほしかったと強く思っている。

兵站局の競売で払い下げられるハンビー(HUMVEE)

競売の情報は、もちろんネットで誰でも確認する事ができる。こちらのアメリカ国防兵站局(DLA)のページを少し見て欲しい。とてつもなく大量のハンビー(HUMVEE)が競売にノミネートされているのは見て解る。これを見ているだけでもワクワクものだが、なんとこれが買えてしまうから驚きだ。年式はいろいろあるようだが、新しいものだと2009年式のものがあったので、一概に古いから売ってしまうという訳ではないようだ。

Humvees for sale in online auction | IronPlanet

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装甲車型のハンビー(HUMVEE)は入手できない

競売のページにある多くのハンビー(HUMVEE)を見ていて気づいた人もいると思うが、売却されるハンビー(HUMVEE)はカーゴタイプのものに限られている。軽装甲を施したハンビー(HUMVEE)も装甲車両に該当するので販売はないようだ。別に戦闘で使用する訳ではないので装甲など必要ないのだが、分厚い装甲に守られている感は一度味わってみたいと思っている。

 

ハンビー(HUMVEE)だけじゃないぞ!軍用大型トラックも盛り沢山

競売に出ているのはハンビー(HUMVEE)だけではない。トレーラーやフォークリフト、かわったところだと軍用弾薬運搬用の車台なんてのも売りに出ている。その中でも特に私の目を引いたのは、5トントラックの荷台が指揮所になるタイプのもの。この荷台を改造して趣味の部屋なんかにすれば、本当の秘密基地(秘密指揮所?)てな感じで楽しいに違いない。場所とお金があればの話ではあるが・・・

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競売で売りに出されている気になるお値段は?

さて、今回の記事で紹介したハンビー(HUMVEE)の競売価格はアメリカ国防兵站ホームページを見て頂きたい。この競売が始まった2014年当時は、競売開始価格が10,000ドル前後のもが多かった。車両の程度などにもよるが、現在は7,500ドルのものが非常に多い(2015年9月3日現在)。特殊な形状をした、例えばカードタイプや救急車タイプのものなどは、5,000ドルとの破格の売り出し値のものも見受けられた。競売なので最終的には40,000ドル前後で落札される事が多いとの事だが、去年からこのアメリカ兵站局のサイトを定期的にチェックしている自分から言わせてもらえば、現実はもう少し低いのではないか?と思っている。あくまでも個人的な見解だが、20,000ドルから28,000ドルではないかと、米国のFaceBookの仲間連中と噂している。気軽に出せる金額ではないが、昔の事を思えば1/3程度になっているのは、ハンビーにいつか乗りたいと思っている私にとっては嬉しい制度だ。競売バンザイ!

「いや、競売価格だけじゃだめなんだよ!トータルでいくらなんだよ!」

はい。それもごもっとなご意見です。この競売価格は車両本体の価格であって、それぞれの保管されている基地から陸送費、公道を走る為の安全基準適合の為の改造費とメンテナンス費用が必要となってくる。軍用のパーツ類などは高めで手に入らないので、ここのあたりは割増な修理料金になってしまうおそれがある。米国内の陸送費で4,000ドル、メンテナンスなどでは車両の程度に左右されるので1,000ドルから10,000ドルといったところだろうか?

さらに、ここから軍用オリジナルに戻すための小物、小道具などに2,000ドルは必要となるので、競売で購入した車両本体価格とは別に、16,000ドル(192万円)くらい必要になるのではないだろうか。もちろん、これは米国内での話しである。

さて、これらを日本へ持ち込んで乗ってみたい!

やはり調べてしまうと、こういう結果になってしまう。だってもともと欲しいものなんだもん。調べて行けば欲しくなるのは自然の摂理というもの。もし、この競売で購入するとことからのハウツーコンテンツを作ったとして、今の日本にどれほどのニーズがあるだろうか・・・しかし、偵察オートバイのよりは需要は大きかもしれない。真剣に考えてしまって、眠れない日々が続きそうだ。あぁ、ハンビー(HUMVEE)欲しい。

 

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