自衛隊風偵察バイクを自分で作ってみた製作日記! ホンダXLR250R編
まずは偵察オートバイについての情報収集と物資調達
早速、偵察バイクXLR250Rの情報収集をスタートすることにした。インターネットをフル活用して「自衛隊オートバイ」や「偵察バイク」、「陸自 ホンダ」などのキーワードをかたっぱしから検索してみた。偵察オートバイXL250Sの レポート時の検索でも情報の少なさに泣かされたが、今回は更に情報の少なさに泣かされる事になる。検索エンジンでもヒットする情報が少なく、有力な情報は2〜3 ページ程度しかヒットしてこない(2005年当時の状況です。2015年現在では数多くの情報が検索でヒットします。)。
数少なくヒットした情報でも、自衛隊の公式サイトの情報であったり、新聞記事のアーカイブであったり、偵察バイクの作成に参考になる情報は殆どといっていい見当たらなかった。それでも根気よく検索を続けていくと、COMBAT.CHのコンテンツであるフォーラムページがヒットした。書き込み内容には「自衛隊の偵察バイクXLR250Rがコンバットマガジンの広告で売りに出ている」と書き込まれてい る!
早速、近所の商店街の古本屋に出向き、コンバットマガジンの過去2 年のバックナンバーを立ち読みして、偵察バイクを販売している広告を探して販見つけ出した。偵察オートバイの広告を出していたショップは、福島県にある「THE兵舎」というミリタリーショップ。古くから軍用品を中心に販売している、ミリタリー業界に老舗中の老舗だ。早速「THE弊社」へ電話をして、偵察オートバイについて問い合わせをしてみた。
お店の人:『ええ、偵察バイクの在庫はありますよ』
との事。是非COMBAT.CHにも譲って欲しいと伝えると、
お店の人;『今、コンバットマガジンで偵察バイクXLR250Rのレストアの記事が連載されていますよ。』
と親切に教えてもらった。
日ごろからコンバットマガジンを定期購読していない私は、当然この記事の事を知らなかった。再び近所の古本屋さんへ出向いてコンバットマガジンをチェックすると、偵察オートバイXLR250Rのレストア記事が確かに連載されている。
「ほんとだ。思いっきり同じコンテンツになってしまうね。しかもこちらが後発になってしまうし・・・」
すでにレストアするにあたっての機材などの注文をしてしまっている以上、二番煎じになってでもこの企画を通すしかない!COMBAT.CHの経理方に非常に暑苦しい想いを熱弁し、渋々ながらも偵察オートバイXLR250Rのレストア記事コンテンツにかかる予算を捻出してくれた。
予算と了解を得た上で、ジャンク状態の偵察バイクXLRを販売しているTHE兵舎さんでジャンクパーツを発注。それと同時に、レストアのベースとなる市販車のXLR250R(MD20)をヤフーオークションで落札した。レストアベース車はノーマルの車体だったので55,000円というリーズナブルな価格で入手する事ができた。
続いて、整備するのに必要なXLRサービスマニュアルとパーツリストなども約3,000円程度で入手。レストア作業は夜間に行う事も多くなるので、強力な投光器、レストアベースのバイクをスムーズに解体するのに、エアツールとコンプレッサーも調達。バイクをレストアするために、ドンドンと設備が拡張されていく・・・
「ひょっとしたら、オークションに出ている偵察オートバイXLR250Rを60万円で譲ってもらった方が安くついたかも知れないな・・・」と、非常に弱気な考えも頭を過ぎる事もあったが、「工具類やパーツ類を全部揃えても60万円には遠く及びませんよ。なにより、ヤフーオークションに出品されている偵察バイクも、あくまで”仕様 ”ですからね。自衛隊の実物ではないんですよ!ここまで来たら頑張るしかありませんよ!』と励ましのお言葉頂き、工具とパーツの調達を継続した。ここで、私達がレストアするにあたって調達した工具類を載せておくので参考にしてほしい。
名 称
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価 格
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備 考
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エアーコンプレッサー |
15800円
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—
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エアーツールセット(インパクトレンチなど) |
5800円
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—
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エアーツール(塗装用) |
2300円
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—
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夜間作業用投光器 |
3800円
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—
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バイク作業台(バイクリフト) |
9800円
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—
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工具セット |
2500円
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—
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特殊なサイズのレンチなど |
2400円
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—
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紙やすりなど |
300円
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—
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電動ドリルの刃(9.5mm) |
1120円
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—
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簡易サンドブラスター |
7500円
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結局使用していない
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トルクレンチ |
4500円
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—
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溶接機(100V/200V) |
12000円
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—
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レストア作業を効率よく作業を進めるのには、エアツールは絶対に必要との事だったので調達品目に加えた。エアツールを活用する事で作業時間は大幅に短縮する事が可能になる。知り合いのバイク屋や自動車屋にレストアに際してアドバイスも求めたところ、「いい道具を揃えろ。」との助言を数多く得たので、ホームセンターで売られている安価な工具ではなく、工具専門店で揃えることになった。
特にエアツールは近所のホームセンターでは置いていない場合も非常に多く、在庫があったとしても、型番が古いものが高価であったり、中国製で品質が悪いものが多かったりと 問題が多いように感じた。そこで、エアツールや専用工具類は株式会社ストレートという工具専門店で調達することにした。ここではレストアするのに必要な工具はすべて揃う。ただし、高品質な工具が多い のでお値段もそれなりにしてしまうのが難点だ。
株式会社ストレート(http://www.straight.co.jp/)
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こんなサイトがあるなんて初めて知りました。自分も偵察バイクを作りたいと思っていたので、非常に参考になりました。有難うございます。
成功呈概率分布,关键是你能不能坚持到成功开始呈现的那一刻。
何とか民生型XLR250Rと陸自XLR250Rを手に入れたのですが、作業スペースが無く苦戦中です。
レストア是非がんばって下さいね!応援してます!!
後ろのガードをつけてませんが一応完成しました!
後は無線機ラックが有ればって所です。