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自衛隊風偵察バイクを自分で作ってみた製作日記! ホンダXLR250R編


特殊パーツのオーダーメイド

偵察オートバイのジャンクパーツセットで大半の特殊外装パーツが揃ったが、リアアームのベースとなるパーツとフレーム補強用のプレートについては入手が出来ていない。インターネットを駆使しての入手を試みているが、入手は絶望的だった。そこで、金属加工業者に依頼して、同様のパーツをオン・オフで作成してもらう計画へ変更した。 バイク用のパーツを一つからでも制作してくれるワンオフパーツ業者へ片っ端からメールで問い合わせして見ることにした。

製造してもらう必要があるパーツは2種4点;

  1. リアアーム受け(左・右)
  2. フレーム補強(左・右)

実物の偵察オートバイXLR250Rはないので、パーツの写真と大まかな寸法で製作加工が可能か問い合わせた所みた。しかし、厚さ3.2mmの鉄板を加工してくれるパーツ屋は殆どなく、 単品発注と判れば優しくお断りをされてしまう・・・。そんな中、加工してくれるワンオフパーツ業者を探し始めて20日くらい経った頃、京都府の桜井工機株式会社から返事のメールを頂いた。こちらが提示した条件で、パーツの制作が可能とのお返事を頂いた。

本来、これらのパーツはプレス加工で製造されているが、今回のレストアに使用するのは、2種4点のみ。これらの数をプレ ス加工するのには、金型製造などの膨大なコストが必要となるので現実的ではない。桜井工機では、そこを溶接加工とハンドメイドで、これらのパーツを再現する提案を頂いた。

dsc00280
dsc_0785 ←こちらは自衛隊駐屯地で実物を撮影したもの。プレス加工されているのが分かる。ワンオフパーツ作成では、金型が必要になるプレス加工はコスト的に現実的ではない。

左右リアアームのベースとなるパーツとフレーム強度追加用のパーツが再現可能なところまできたが、ここで問題が発生した。これらのパーツの再現は可能だが、やはりきちんと採寸した図面が必要だというのだ。手元には偵察オートバイXLR250Rはないし、パーツの実物もない・・・・。考えた結果、なんとか自衛隊に相談して実物を採寸させてもらうのが一番である。そこで近所の自衛隊駐屯地広報課へアポイントメントをとってみる事にした。

自衛隊の人:「今度、駐屯地祭があるので、その時にじっくり見てもらうのはOKです。メジャーなどで計測してもらっても大丈夫ですよ。」

基地祭の当日、自衛隊側の担当者とお話をして、偵察バイクをじっくりと撮影させてもらった。担当の自衛官とお話をさせてもらったが、この偵察バイクを1/1スケールで作成している最中だと言ったら、「僕なら普通のXLRが欲しいです!」と言っていた。

ワンオフパーツで制作してもらうパーツ部分を細部まで撮影した写真とノギスできつちりと測った実測値をパーツ制作業者に送付。すぐに返信があり、「おkれであれば制作は可能です」との心温まるお言葉を頂いた。パーツを作成するにあたって、プレス加工のものをマネして溶接で再現するので、自衛隊のパーツとまったく同じとはいかない。また、民生用フレームに溶接するので、 溶接強度が出来るだけ高くなるように、溶接しろを付けるなど、オリジナルとは大きく形状変更を加えられている。

これらのパーツの制作期間は約30日とお返事を頂いてはいたが、実際には発注から18日で手元に到着。初めて手にしたワンオフパーツはまさに、「職人技」と言わざる得ない非常に良い出来栄。プレス加工の窪みを溶接加 工で再現し、厚さ3.2mmもある鉄板にきれいに段差を付ける「細かい作業」が見事に再現されていた。

桜井工機株式会社(http://www.cheric.com/)

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23 Responses

  1. とうふバンビ より:

    こんなサイトがあるなんて初めて知りました。自分も偵察バイクを作りたいと思っていたので、非常に参考になりました。有難うございます。

  2. www.tb988.com より:

    成功呈概率分布,关键是你能不能坚持到成功开始呈现的那一刻。

  1. 2009年2月10日

    […] 今回はcombat.chのレポートで掲載されているおなじみの陸自偵察バイクXLR250RとXL250Sを イベント会場に持ち込んでいた。これは偵察バイクを会場内で乗ってのってもらうイベントを計画し […]

  2. 2010年8月29日

    […] もうちょっと涼しくなったら、バラバラに解体して共有できる部品は陸自仕様XLR250Rの予備パーツとして保管しておくつもりだ。 […]

  3. 2013年5月17日

    […] ここまでは、配線を切られるなどの処理は施されていない。うむ!良い感じだ!電気関係は見えないだけに、何かの破壊処理をされると結構手こずる事が多い。前回の自衛隊仕様偵察オートバイXLR250Rのレプリカ制作の時も、配線にはかなりイライラさせられた記憶がある。そんな苦い記憶が蘇りつつ、メインハーネスを追いかけてみると、 […]

  4. 2013年5月22日

    […] 前回の偵察オートバイXLR250Rのレストア時の記憶が蘇る・・・今回もフレームとエンジンだけになってしまった偵察オートバイKLX250を見て、 […]

  5. 2013年5月25日

    […] このリアガード、残念ならがこのままでは民生車のKLX250には装着できない。このリアガードを装着するためのベースとなるパーツが、フレーム部分に溶接されているためだ。前回の自衛隊仕様偵察オートバイXLR250Rを制作した際には、どうしてもこのパーツが入手できないのでワンオフパーツで制作した経緯がある。今回のこのKLX250は、このガードマウントベースが切断されることなくフレームに付いた状態だった。このオリジナリティをなんとか保ってこの払下げ偵察オートバイKLX250をレストアしたいところだが、車台番号の問題やフレーム強度の問題で簡単には出来ないジレンマに陥っている今日此の頃である。 […]

  6. 2013年5月29日

    […] 自衛隊偵察オートバイには、バイク本体の後部、荷台のちょっと下あたりにプラ製の小さい工具箱がついてる。偵察オート-バイXLR250Rを組み立てたときは、この工具箱本体はあったものの、この箱のフタが紛失しており、書類や工具を入れるといった用途では使用できない状態だった(後日、ミク友さんからXLR250R用の工具箱を譲って頂いただいたが、フタをなくすのが嫌で、未だにバイクには取り付けてはいない!)。 […]

  7. 2013年6月5日

    […] 偵察オートバイには、民間型には装着していないガード類を装着する為のベースと、それらの補強をするパーツが着いている。偵察オートバイXLR250Rを作成したときも、この部分を再現するために大変苦労したものだ。幸いな事に、今回の偵察オートバイKLX250には、リアガードベースとフレーム補強用のパーツが切断されずに残っていた。今週末には、この偵察オートバイ用パーツを、民生用フレームに装着する作業を実施する予定だ。 […]

  8. 2013年6月21日

    […] 先日、mixiで友人だったマイミクの方から、フェイスブックページへへコンタクトがあった。久しぶりにメッセージのやり取りをしていると、偵察オートバイ仕様XLR250Rのリアキャリアー(灯火管制ライトを装着できるモデル)を探しておられるとの事だった。そう言えば、倉庫に偵察オートバイXLR250Rのリアキャリアーがあったな・・・と、雨の合間を見計らって倉庫でリアキャリアーを探してみた。 […]

  9. 2013年6月22日

    […] KSC システム7プラス1搭載の「M11A 1」が10月28日(水)に MVG2008 in 本栖湖ハイランド参加レポ ついでに偵察オートバイXLR250Rの無残なフレームを見てくれ! 陸上自衛隊仕様 偵察バイク HONDA XLR250R […]

  10. 2013年7月20日

    […] 偵察オートバイ仕様XLR250Rの時も思っていたが、 […]

  11. 2013年7月24日

    […] 自衛隊仕様偵察オートバイXLR250Rを制作した時は、民間のものをそのまま流用したので作業はとても簡単だった。が、今回の偵察オートバイKLX250の場合はサービスマニュアルにある配線図 […]

  12. 2014年1月11日

    […] ホンダ XLR250R […]

  13. 2014年1月11日

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  14. 2014年1月15日

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  15. 2014年6月19日

    […] 自衛隊仕様 ホンダ XLR250R […]

  16. 2014年6月23日

    […] 自衛隊仕様 ホンダ XLR250R […]

  17. 2014年6月27日

    […] 自衛隊仕様 ホンダ XLR250R […]

  18. 2014年7月29日

    […]  HONDA XLR250R (COPY) […]

  19. 2014年8月12日

    […] HONDA XLR250R (COPY)のまとめ […]

  20. 2015年8月19日

    […] のレストア作業の間、私自信が数回に分けて6週間程バンコクへの出張が入っているので、前回レストアした自衛隊仕様偵察オートバイXLR250Rよりもかなり早いペースで仕上げた事になる。 […]

  21. 2015年8月27日

    […] XLR250R […]

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自衛隊偵察オートバイマニアックス管理人です。ずいぶんの前からこんちゃねさんのひとつのコンテンツとして配信してきた偵察オートバイコンテンツですが、2015年8月に独自ドメインを取得して別のサイトとして運営することになりました。実際には中の人はこんちゃねさんの時となんら変わりはありません。不定期にツイッターなどでも独り言を言ってます。

このサイトで良く見かける19偵(第19偵察隊)とは?

ウェブサイトのタイトル画像やタイトルにもなっている19偵は、第19偵察隊という意味なんですよね。実際の自衛隊にはこの部隊名の偵察隊はありませんので、架空の偵察隊のナンバリングを頂いております。偵察オートバイやミリタリーバイクでツーリングしたり情報交換したりと、偵察オートバイ・ミリタリーバイクのオーナーズグループの仮名称といった感じですかねぇ・・。実際になんら活動予定などはないんですけどね・・・ツーリングとかキャンプとか行けたら楽しいかな?なんて思ってます。