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自衛隊風偵察バイクを自分で作ってみた製作日記! ホンダXLR250R編


ベースとなる民生用XLRの分解とパーツ類の塗装を開始

dsc0019212005年3月24日。春の陽気と共に外気温が上昇したので、これに比例するようにモチベーションが急上昇、途中で止まっていたレストア作業再開する事にした。まずは民生用XLRを分解する事から、本格的なレストア作業のスタートとなる。

エアツールを初めとする機械工具類を準備していた為に、バイクの分解作業はもの予想以上のものすごい勢いで進んでいく!翌日には、民生用XLRは完全にバラバラになってしまい、各パーツもすべてダンポールの中に納まった。しかし、バイクのレストアや分解などの作業をした事がない素人の私が、犯したミスは以下の2点;

  1. 外したネジはパート毎(ハンドル周りとかブレーキ類)に分けた方がよい。
  2. 分解前に各セクションごとに写真を撮影しておく。(これ結構大事です)

取り外したネジ類を一つの大きなケースに入れてしまっていたので、バイクを組み立てる時には、ノギスでいちいちサイズを測ってから装着するという、恐ろしく地味な作業をする事態に陥ってしまった。パーツリストでサイズを確認して、サイズを測ってからネジを締めるといった作業の為、レストア作業の1/3はネジのサイズ確認という大失態を冒してしまう。

デジカメでの撮影は、分解する前の配線や、エンジン周 、どこの部品がどこに、どう繋がっているかなどの全体図を把握するのに非常に役に立つ。バイクのハンドル周りなんかは、いろんなケーブルが微妙な隙間を通る事が多いので、写真で実物の記録があればスムーズに配線作業をする事が出来る。分解する前にデジカメで一枚撮影しておけば、組み立て時には驚くほど効率的に進める事ができる。

偵察バイクのメインカラーである塗料も特別に自作する事にした。自衛隊用のODは、メーカーで「業務用OD」と呼ばれている。これは一般に市販されているものと色合いが異なり、はやりリアルに偵察オートバイを作るためには、この業務用ODは必要不可欠だ。そこで、溶断された偵察オートバイのパーツを持ってあっ ちこっちの塗装屋で調色してもらってみたが、いまいち納得のいく色合いにならない・・・。

最終的には、自衛隊へ塗料を納入してる某大手塗料メーカーで、配色番号でカラーオーダーすることで実物と同色を入手する事ができた。このレポート掲載時にアポイントメントをとってみたが、情報公開も拒否されてしまっているので発注先等はここでは非公開情報とさせて頂いている。

桜井工機へ発注した特注パーツが到着するまでにはいささか時間があるので、この間に分解して外した各パーツのクリーニングとフレーム以外のパーツ塗装へ作業を開始した。メインフレームの塗料はがしを行い、小さな部品をひとつひとつクリーニングしていく。手元にあるレストア資料と十分に比べてから、パーツの業務用ODの塗装を施していく。

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dsc00277自衛隊の偵察オートバイXLR250Rは、エンジン部分がツヤ有り黒で塗装されている。なので、エンジンは同様に黒く塗装した。エンジンはとても高温になるので、耐熱用塗料を使用して塗装しておいた。

リアクッションは、いろいろ資料を調べて見た結果では ODのパターンと黒のパターンと存在してる。偵察オートバイを自作するにあたっては、一番写真で多く見受けられた黒色のパターンをチョイスして塗装する事に決定。

買った時は白色かった民生用XLRのパーツが、国防色や黒色に塗装されていくのをうっと りと眺める自分がいる・・・・。いかん!いかん!!作業の部屋の換気をしなくては・・・。どうやら作業場にシンナーが充満しているようだ!!

小さいパーツ類を塗装してる間に桜井工機から発注していたパーツが到着。早速フレーム本体に溶接して、メインフレームの塗装を開始する。塗装作業で一番厄介だったのが、このメインフレーム塗装だ。それは、十分に大きな塗装スペースが必要だったからに他ならない。用意できたスペースも十分という訳ではなかったが、作業を進められる程度の広さはなんとか確保できた。しかし、スプレーガンで塗装していく際に、あっちこっちに粉末状の塗料が飛んでしまい後始末が大変なことに・・・。更に壁や床を取れない塗料で汚してしまい、ビルの管理人にこっぴどく叱られる始末である。32歳(当時)にして、これほどこっ酷く叱られるとは、なんとも貴重な体験だった。

メインフレームや小さなパーツの塗装作業には、なんやかんやで約1ヶ月近くの時間を費やして行った。ペーパーを当てたり、傷を埋めたり、特に塗料の着きをよくする為に下地処理は入念に行い、気に入らいところは納得できるまで再塗装を繰り返した。間違いなく、レストア作業の中で一番手間のかかった作業となっている。初めの予想では、偵察バイク自体の組み立てや調整に多くの時間が取られると思っていたのだが・・・。

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すべての塗装が終わった時点で、5月のゴールデンウイーク期間も終了。結局この年のゴールデンウイーク期間中は、偵察オートバイの塗装作業に掛かりっきりでシンナー中毒者ばりの生活が続いた。

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25 Responses

  1. とうふバンビ より:

    こんなサイトがあるなんて初めて知りました。自分も偵察バイクを作りたいと思っていたので、非常に参考になりました。有難うございます。

  2. www.tb988.com より:

    成功呈概率分布,关键是你能不能坚持到成功开始呈现的那一刻。

  3. デカフク より:

    何とか民生型XLR250Rと陸自XLR250Rを手に入れたのですが、作業スペースが無く苦戦中です。

  1. 2009年2月10日

    […] 今回はcombat.chのレポートで掲載されているおなじみの陸自偵察バイクXLR250RとXL250Sを イベント会場に持ち込んでいた。これは偵察バイクを会場内で乗ってのってもらうイベントを計画し […]

  2. 2010年8月29日

    […] もうちょっと涼しくなったら、バラバラに解体して共有できる部品は陸自仕様XLR250Rの予備パーツとして保管しておくつもりだ。 […]

  3. 2013年5月17日

    […] ここまでは、配線を切られるなどの処理は施されていない。うむ!良い感じだ!電気関係は見えないだけに、何かの破壊処理をされると結構手こずる事が多い。前回の自衛隊仕様偵察オートバイXLR250Rのレプリカ制作の時も、配線にはかなりイライラさせられた記憶がある。そんな苦い記憶が蘇りつつ、メインハーネスを追いかけてみると、 […]

  4. 2013年5月22日

    […] 前回の偵察オートバイXLR250Rのレストア時の記憶が蘇る・・・今回もフレームとエンジンだけになってしまった偵察オートバイKLX250を見て、 […]

  5. 2013年5月25日

    […] このリアガード、残念ならがこのままでは民生車のKLX250には装着できない。このリアガードを装着するためのベースとなるパーツが、フレーム部分に溶接されているためだ。前回の自衛隊仕様偵察オートバイXLR250Rを制作した際には、どうしてもこのパーツが入手できないのでワンオフパーツで制作した経緯がある。今回のこのKLX250は、このガードマウントベースが切断されることなくフレームに付いた状態だった。このオリジナリティをなんとか保ってこの払下げ偵察オートバイKLX250をレストアしたいところだが、車台番号の問題やフレーム強度の問題で簡単には出来ないジレンマに陥っている今日此の頃である。 […]

  6. 2013年5月29日

    […] 自衛隊偵察オートバイには、バイク本体の後部、荷台のちょっと下あたりにプラ製の小さい工具箱がついてる。偵察オート-バイXLR250Rを組み立てたときは、この工具箱本体はあったものの、この箱のフタが紛失しており、書類や工具を入れるといった用途では使用できない状態だった(後日、ミク友さんからXLR250R用の工具箱を譲って頂いただいたが、フタをなくすのが嫌で、未だにバイクには取り付けてはいない!)。 […]

  7. 2013年6月5日

    […] 偵察オートバイには、民間型には装着していないガード類を装着する為のベースと、それらの補強をするパーツが着いている。偵察オートバイXLR250Rを作成したときも、この部分を再現するために大変苦労したものだ。幸いな事に、今回の偵察オートバイKLX250には、リアガードベースとフレーム補強用のパーツが切断されずに残っていた。今週末には、この偵察オートバイ用パーツを、民生用フレームに装着する作業を実施する予定だ。 […]

  8. 2013年6月21日

    […] 先日、mixiで友人だったマイミクの方から、フェイスブックページへへコンタクトがあった。久しぶりにメッセージのやり取りをしていると、偵察オートバイ仕様XLR250Rのリアキャリアー(灯火管制ライトを装着できるモデル)を探しておられるとの事だった。そう言えば、倉庫に偵察オートバイXLR250Rのリアキャリアーがあったな・・・と、雨の合間を見計らって倉庫でリアキャリアーを探してみた。 […]

  9. 2013年6月22日

    […] KSC システム7プラス1搭載の「M11A 1」が10月28日(水)に MVG2008 in 本栖湖ハイランド参加レポ ついでに偵察オートバイXLR250Rの無残なフレームを見てくれ! 陸上自衛隊仕様 偵察バイク HONDA XLR250R […]

  10. 2013年7月20日

    […] 偵察オートバイ仕様XLR250Rの時も思っていたが、 […]

  11. 2013年7月24日

    […] 自衛隊仕様偵察オートバイXLR250Rを制作した時は、民間のものをそのまま流用したので作業はとても簡単だった。が、今回の偵察オートバイKLX250の場合はサービスマニュアルにある配線図 […]

  12. 2014年1月11日

    […] ホンダ XLR250R […]

  13. 2014年1月11日

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  14. 2014年1月15日

    […] ホンダ XLR250R […]

  15. 2014年6月19日

    […] 自衛隊仕様 ホンダ XLR250R […]

  16. 2014年6月23日

    […] 自衛隊仕様 ホンダ XLR250R […]

  17. 2014年6月27日

    […] 自衛隊仕様 ホンダ XLR250R […]

  18. 2014年7月29日

    […]  HONDA XLR250R (COPY) […]

  19. 2014年8月12日

    […] HONDA XLR250R (COPY)のまとめ […]

  20. 2015年8月19日

    […] のレストア作業の間、私自信が数回に分けて6週間程バンコクへの出張が入っているので、前回レストアした自衛隊仕様偵察オートバイXLR250Rよりもかなり早いペースで仕上げた事になる。 […]

  21. 2015年8月27日

    […] XLR250R […]

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