偵察オートバイKLX250の灯火管制スイッチの作動状況を参考に一覧表を作成した。実際に偵察オートバイKLX250をガシャガシャと作動させて作った一覧表なのだが、スイッチポジション的に「存在意味があるのか良く解らない」ポジションが存在した。テスターで通電を追えば、他のどの部分に電流が流れているのは分かるのだが、結構面倒くさい作業なので見た目で一覧表を作った次第だ。
スイッチポジション1番はブレーキランプのみが点灯するスイッチで、他の電装品は一切点灯しない。どういったシチュエーションで使用するスイッチポジションのかは良く解らないでいる。ひょっとしたら搭載する無線機関連の配線かなにかに通電する為のポジションかもしれない(←あくまでも妄想)。
実際のスイッチでは、端子記号BAT(ヘッドライト・テ ールライトなど)、SS(ウインカー、ストップランプ)がそれぞれメインの端子になります。偵察オートではSS端子と接続するS(通常走行用スト ップランプ)、BS(灯火管制用ストップライト)が使用されます。S端子については73式小型トラックなどと同様の接続です。BS端子は、73式小型トラックでロータリースイッチのポジション3・4とも導通があるのに対し、偵察オートでは3の時には導通がありません。したがって、3の時はフロント及びリアのBOマーカーのみ点灯。4の時は上記に加え、BOストップランプがブレーキ操作時に点灯する仕組みです。技術検証と資料のご提供:73式さくらさん(2015年06月24日追加)
また、ポジション3番とポジション4番は、両方ともB.Oランプの点灯のみとなっている。何かの使用目的でポジションスイッチが振り分けられているはずなので、今後根気良く調べてみようと考えている。自衛隊向けのサービスマニュアルなどがあれば一発解決なんだけどね。このサービスマニュアルの入手も相当に困難だろうし・・・。
ちなみに、この灯火管制スイッチポジションが0番(OFF)の場合でも、エンジンの始動は可能だった。