自衛隊偵察オートバイ好きの為のミリタリー系オートバイ研究サイト

自衛隊偵察オートバイはどこで買えるのか?


もちろん、一般のお店で新品のバイクを買うようには、偵察オートバイを購入することはできない。通常、購入できた偵察用オートバイは大きく壊されているか、原型をとどめていないパーツの集合体としての場合がほとんどだ。

(1)レプリカの偵察オートバイを購入する

東京にA-1Auto(エーワン・オート)というバイクショップがある。民間のホンダXLR250R(MD20)をオリーブドラブにカラーリングしてあり、特殊装備も実物スケールと異なるレプリカパーツで作成されたものが装着されている。ちょっと見た感じでは自衛隊の偵察バイクのように見えるが、偵察用オートバイを好きになって細部まで詳しく知ってしまうと、A-1Autoメイドの偵察バイクは粗が目立って仕方がない。具体的に目立つ部分は、ガード類の形状やリアキャリヤーなどは形状が異なり、専用ツールボックスも自衛隊偵察用オートバイとは少し違うものが取り付けられている。偵察バイクとしての雰囲気を味わうのであれば十分かもしれないが、実売価格が80万円近くの高価格帯の商品なので、それほどリアルでない偵察バイクに此処まで出費を許せるのか?という疑問は残る。

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この記事を読んで頂いている方から、A-1オート製レプリカについて貴重な情報を頂いた。私が東京で見た安っぽい感じのXLR250Rレプリカではなく、偵察用オートバイを見事に複製した完全体の偵察オートバイが存在しているとの情報を頂いた。ガード類やキャリアーなども実物を使用しているとしか思えない精巧な作りになっているという特別仕様のようだ。一般には広告されておらず、価格も他の販売価格よりも高く設定されていたとの事だ。もう一つ残念な修正がある、A-1・オートは既に事業を廃業しているとの情報も同時に頂いた。情報に基いて記載した記事の追記と修正をさせて頂いた。情報のご提供有難う御座いました。

しかし、悪い点ばかりではない。バイクである以上、町中で乗ることができて初めて価値がある。払下げ偵察用オートバイにお約束の「書類なし」ではなく、バイク専門店による販売の強みである「書類付き」なのである。つまる、購入してすぐに公道を走ることができ、バイクで街に乗り出せる状態だ。面倒くさい書類の手続きや、レストアなどの手間などを一切省いて、「偵察バイクの雰囲気で、街乗りを重視」するユーザーにはお勧めしたい。

販売店 A-1・auto(エーワン・オート) 東京都葛飾区小菅4-7-1 綾瀬プラザ 電話03-3690-4457(既に廃業されたとの情報を頂きました)

かつてはミリタリー系専門誌に広告掲載もされていた。特にホビージャパン発行の「エリート・フォーセス陸上自衛隊編(Part2)」では、数ページに渡って偵察オートバイレプリカの特集記事が組まれているので是非参考にしてほしい。

(2)ヤフオクで偵察オートバイが出品されるのをじっと待つ

今まで数々の偵察オートバイの調達を試みた中で、一番効果がある、コストを安く抑えて超鉄する方法。それは、ヤフオクを注意深く監視して、偵察オートバイの出品を待つ!たったそれだけの事だ。

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「なんだよ!ヤフオクかよ!」

と侮る無かれ。ヤフオクだと、パーツ単品で売りに出される事もあれば、払下げ車両本体の場合もある。A1オート製レプリカの偵察バイク本体が売りに出される場合もある。ここ2年ほどヤフオクを注意深く監視しているが、比較的多くの偵察用オートバイ関連パーツや本体が売りに出されている。ヤフオクなので、「いつ」購入できるのは「神のみぞ知る」といったレベルだが、実際に購入できる確率はかなり高いものだと断言できるだろう。事実、こんちゃねさんで調達した偵察オートバイ関連パーツは、実にその70%以上がヤフオクを通じて購入しているのだ。

(3)スクラップヤードからのパーツ購入→オートバイ組立へ

自衛隊から放出される偵察オートバイは、一部の例外の除いて溶接機でズタズタに引き裂かれた状態で払下げられる。この鉄くずスクラップの山を購入して、再生可能な部分は再生する事で偵察用オートバイを自分で作り出す道がある。しかし、オートバイを組み立てる為の広めのスペースとレストアに必要な長い時間、そして根気と費用のかかる、長く険しい作業の道である事は覚悟しておいてもらう必要がある。

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スクラップヤードからの鉄くず購入は、「誰にでも簡単」という訳にはいかない。多くの場合はトン単位で鉄くずの山を購入して、自分で使えるパーツ類を分別する必要がある。また、スクラップヤード会社全般に言えることだが、初めての客に対しては排他的で、簡単には鉄くずを売ってくれない場合が多い。スクラップヤード会社のオーナーや責任者と良好な人間関係を築けるかが、鉄くず購入成功のポイントになる。苦労して購入したパーツ類を分類して、ここから初めてレストアと組立作業のスタートとなる。もし、自分でレストアや組立が困難な場合は、バイクショップなどでフルレストア作業が可能なところを探しだして組立作業を進めてもらうという流れになる。

(4)定期的にパーツを入荷するミリタリーショップからパーツ購入→オートバイ組立へ

福島県に「THE兵舎」という老舗のミリタリーショップがある。ここは定期的に実物の偵察用オートバイ用パーツが入荷する日本に数少ないショップのひとつだ。こんちゃねさんの「陸上自衛隊仕様 偵察バイク HONDA XLR250R」でもレポートしているように、ここで制作したXLR250R用の大半の実物パーツは、この「THE兵舎」から一括に購入したものだ。

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↑組立中のホンダXLR250RとカワサキKLX250。レストアしている最中は二度とレストアしないと思いながら、既に3台目をレストアしている

ただ、いつでも在庫があるものでもなく、入荷量が非常に限られていている。払下げが終了してしまったホンダXLR250Rなどであれば、今後再入荷をする事はまずないと考えていいだろう。いつまでも販売し続ける事ができないのが官品払下げの宿命なので、購入希望者は「THE兵舎」で偵察用オートバイのパーツを売っているのを見つけたら購入しておくのがベターだろう。もし、タイミング良く購入する事が出来たら、購入した偵察用オートバイのパーツを利用して自分で組み立て作業を行うか、もしくは自分で組立が困難な場合は、バイクショップなどフルレストア作業が可能なところを探して組立作業を進めてもらう流れになる。

THE兵舎 ホームページ

レポート本編にも記載してあるが、分解組立自体はサービスマニュアルなどがあれば難しいものではない。感覚的には1/1プラモデルといった雰囲気だ。しかし、特に組立後公道を走るような事になるのであれば、組立後の整備は専門のプロショップで点検を必ず行う必要がある事を忘れないでほしい。楽しく安全にが一番のモットーである。

(5)軍用車両が集まるミリタリービーグルミィーティングで購入へのチャンネルを作る

関東地方や関西地方などで年に数回開催されている軍用車両が集まるミィーティングは偵察オートバイの情報入手のチャンスだ。軍用車両のオーナーの中には自衛隊車両のオーナーも多くいるので、この方々と懇意になる事ができれば、「あか、あの人偵察オートバイ売りたがってたよ」とか、「あそこのバイク屋に偵察バイク置いてあったな」などの情報などの有力な情報をアドバイスしてもらえる事もある。こちらも「良好な人間関係の構築」が重要なファクターとなるが、偵察オートバイを入手したい人にとっては、かなりの近道になるだろう。

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↑軍用車両のミィーティングでは数多くの軍用車両が集まるが、軍用(偵察)オートバイはほとんど見かける事はない(左:静岡県 右:滋賀県)

偵察用オートバイを入手するのは意外に難しいものだと再認識させられる。結局のところは、マメさと人当たりの良さが、偵察用オートバイを入手するためには必要なのかもしれない。

最後になってしまったが、私自身が実際に偵察オートバイ本体やパーツを入手しているのはどんな方法か?というのが皆さん気になるところだろう。偵察用オートバイのパーツ類調達はヤフオクでの購入が一番多い。次点は軍用車両ミーティングのフリーマーケット、そして最後が「THE兵舎」からの購入といった順番である。ジャンクヤードからの購入は一度チャレンジをして購入までには漕ぎ着けたが、大量の鉄くずの保管場所が確保できずに購入を断念している。

では、偵察オートバイが売りに出される時期をだいたいであるが知る方法があるのをご存知だろか?これは至極簡単で、防衛省のホームページで払下げ情報を公開してくれている。なにが(名称)、いつ(日付)、どこで(駐屯地)、どれだけ(数量)がといった具合に、非常に詳しく記載されている。記載品目には「155mm榴弾砲」などいったものもあるが、これらはすべて個人では買えないのであしからず。ただ、払下げ時期が正確に知ることができれば、市場に流通する時期を逆算して検討をつける事ができる。それでは偵察オートバイを入手する為に努力する諸兄らの健闘を祈る。

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7 Responses

  1. 匿名 より:

    自衛隊放出スクラップはガス切断器でバラバラに溶断されてますが
    一度切断された主要フレームを何らかの方法で繫ぎ直した物で
    公道走行は可能なんでしょうか?
    自動車だと前後つなぎ合わせたニコイチとかは法的にアウトですよね・・・・
    法的な問題以外にも強度的にも疑問がありますし・・・

    • こんちゃね管理人 より:

      ご存知だとは思いますが、バラバラに切断されたフレームを繋ぎ合わせての再生自体は(ナンバーを取得しない場合には)問題ありません。自分の敷地で使用するだけであれば、自動車でもバイクでも、ゼロから自分で作り上げた自動車などでも同様です。これを車検やナンバー登録という法的な手続きは、おっしゃるとおりに法的にもかなりグレーですし、なによりも強度的な問題からとてもではありませんが自分自身で町中で乗れる気にはなれません。

      このコンテンツで作成している偵察オートバイは、一台目は民間KLXのノーカットのフレームを利用してからのナンバーの取得を実現しています。また、現在作成中の2台目は、溶断された部分をきれいに再生して、ナンバーを取得しないオリジナル度重視のディスプレイモデルとして作成しています。

      最近は、レース用バイクフレームをオリジナルで製造してくれる中小メーカーがあり、構造強度計算書などを付けてくれるので陸運局でナンバーを取得できるオリジナルフレームなどもあると聞いています。

  2. 匿名 より:

    フレーム修理の記事の中に継ぎ接ぎフレームは登録不可とあるのを見つけました

  3. PJ より:

    THE兵舎さんのURL風俗関連の物になってません・・・?

    • webmaster より:

      風俗店になっていますね・・・。ドメインが変更になったのでしょか??

    • webmaster より:

      お店のドメインが新しいものに変更されていたようです。現在公開中のものに更新しておきました。

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自衛隊偵察オートバイマニアックス|第19偵察隊の中の人

自衛隊偵察オートバイマニアックス管理人です。ずいぶんの前からこんちゃねさんのひとつのコンテンツとして配信してきた偵察オートバイコンテンツですが、2015年8月に独自ドメインを取得して別のサイトとして運営することになりました。実際には中の人はこんちゃねさんの時となんら変わりはありません。不定期にツイッターなどでも独り言を言ってます。

このサイトで良く見かける19偵(第19偵察隊)とは?

ウェブサイトのタイトル画像やタイトルにもなっている19偵は、第19偵察隊という意味なんですよね。実際の自衛隊にはこの部隊名の偵察隊はありませんので、架空の偵察隊のナンバリングを頂いております。偵察オートバイやミリタリーバイクでツーリングしたり情報交換したりと、偵察オートバイ・ミリタリーバイクのオーナーズグループの仮名称といった感じですかねぇ・・。実際になんら活動予定などはないんですけどね・・・ツーリングとかキャンプとか行けたら楽しいかな?なんて思ってます。