新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。さて、2014年度最初の投稿は、ヤフオクで購入した「自衛隊払下げオートバイKLX250」の三台目だ。一号機は一台目はこちらのレポートでレストア完了済み、二号機はバラバラな状態で、現在はフレームを修正中。そして昨年の12月に購入したのが、今回ご紹介する三号機だ。
すでにフェイスブックページでは先行して写真などを掲載してきたが、今回この偵察オートバイKLX250は是非とも入手しておきたかった要因があった。それは、
- 一切の溶断が入っていない完全なノーカットフレームである事
- 本来であれば取り外されているべき防衛庁の銘板が付属している事
このようなライトな加工状態での自衛隊関連の払い下げはいままで経験がなく、なんとしても購入しておきたかった。当然、こんちゃねさんの予算は既に消化済みだったので、個人資金を用意しての購入となる。
一号機と二号機は溶断されてはいるものの、全体の程度は比較的良かった。この三号機は、耐用年数まで使い切った感じの車体である。相当な訓練に使用されたのであろか、プラパーツは大きく割れて、タイラップで修正がされている。フレームの塗装も訓練で酷使された跡があちこちに目立つ。しかし、この払下げKLX250は、フレームに溶断は一切入ってはいない。車台番号の部分も、打刻した番号の上から、車台番号を判読できなくする為に打刻傷を入れられている程度だ。もちろん、溶断されていないので、メインハーネスなどもそのまま利用可能な状態だ。
更に、今回は偵察オートバイKLX250の銘板も剥がされていない状態なのだ。何年もの間、自衛隊偵察オートバイのパーツ収集を続けてきたが、これには正直驚いている。今回この三号機を購入したのも、この銘板がついていたから!といっても過言ではない程重要なファクターだった。
今回の偵察オートバイKLX250は、酷使されていつが故に、街乗りオートバイとしてレストアするのにはコストが少し高くなりそうだ。しかし、オリジナルのフレームに未切断の配線、そしてオリジナルの銘板と、前回レストアした偵察オートバイKLX250の不足していた部分、つまり自分自身で手を加えた部分をすべてオリジナルの状態を補ってくれるものなのだ。