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陸上自衛隊 偵察オートバイKLX250 レストアのまとめレポート


レストア作業で使用した予算

今回のレストア作業は、前回の自衛隊仕様偵察オートバイXLR250Rのレストア時に調達した工具や機材を利用したので、新規の購入工具代はほとんどといっていいほど必要なかった。紛失していたものやサビ付いて可動しないものの代替品購入に留まった。

(1)工具等の設備備品

品    名 価格 備考
簡易ショックドライバーセット 3,200円
メーカー品プラスドライバー 1,890円 精密な大型ドライバー
メーカー品マイナスドライバー 1,890円 精密な大型ドライバー
180Picレンチセット 6,980円 スティール製箱付き
半田ごてセット 3,980円
電気工事用ペンチ 1,980円
作業用拡大鏡 2,300円
エアコンプレッサーの掃除用ノズル 1,100円
エアコンプレッサー用の蛇腹ホース 1,580円
LEDヘッドランプ 3,800円 作業時の手元照明用に購入
 備品合計  28,700円

 

(2)オートバイ補修用パーツ

品    名 価格 備考
KLX250バイクフレーム(中古) 5,500円 書類付きフレーム
民間用メインハーネス(中古) 2,800円 前部分だけ使用
左右のハンドルスイッチ(中古) 5,300円 配線が溶断されていたので交換
クラッチケーブル(中古) 1,980円 車台番号付近で切断されていた
メーターケーブル(中古) 2,500円 車台番号付近で切断されていた
アクセルケーブル(中古) 1,580円 車台番号付近で切断されていた
左右ミラー(中古) 1,980円
ナックルガード(新品) 3,800円 自衛隊用パーツ
メーターアッセンブリー(新品) 36,700円 ebay.comで購入。外装のみ使用
バイク用バッテリー(新品) 2,480円 格安バッテリーサイトで購入
バイク用チェーン(新品) 6,890円
各種電球(合計8球) 1,400円
ネジ類やピンなどの消耗品 1,060円
 パーツ合計  73,970円

 

(3)作業外注の費用

品    名 価格 備考
フレーム修正 59,000円
バイクの公道走行の最終チェック 5,000円 整備士による最終チェック
外注合計  64,000円

 

車体以外に使用した備品、パーツ、外注の合計は、166,670円となった。これにオイルやクーラントを初め、自賠責や登録費用を入れると約40万円となる。このリストで注目したいのは、(2)の補修用パーツの項目だ。パーツ類はメーターアッセンブリーがとても高額だったが、その他の必要なパーツ類は購入点数が非常に少なく、コストも安く調達できた。レストア作業に必要な補修パーツ購入量の少なさは、ベースである偵察オートバイKLX250の破壊状態の少なさ、つまりはオリジナル度合いの高さを表している。

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車体パーツについては、外装はもちろん、ネジまでもできるだけ分解したものを再利用する方針で作業を続けた。車台番号部分の溶断作業の際に完全に破壊されて再利用が困難であるネジ類、ケーブル類の一部、そしてスピードメーター(外装のみ交換)や使い捨ての留め具などのパーツは新しいものを購入して使用している。これら以外の主なパーツはすべて放出された時のものを丁寧に分解し、クリーニングを施した上で再利用している。

 

完成した「本物」の偵察オートバイKLX250

今回の偵察オートバイKLX250はできるだけオリジナル状態で再生したかったので、パーツは可能な限り再利用で塗装も可能な限りそのままの状態でレストア作業を進めた。公道を安全に走行できる状態で、一般ナンバーを取得した状態の民間登録済みの自衛隊偵察オートバイKLX250は、そうそう存在しないのでないだろうか?という程オリジナルの状態に近いものになっている。その完成した勇姿をたっぷりとご覧頂きたい。

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これが、余計な修正をギリギリまでしないで、公道を走る為の十分な保安基準を満たした、自衛隊以外で現存する偵察オートバイKLX250の勇姿である。ちなみに運用部隊で貼られていたと思われるシールやバンド類なども、できるかぎり元に戻してある。また、はじめから塗料が剥げていたり、走行に支障のない箇所の破損はそのままにしておいた。これは普通のバイク屋さんにはポリシー的に真似の出来ない、マニアの為の「不完全な完全レストア」と言えるだろう。

 

偵察オートバイKLX250の外見的な特徴

偵察オートバイKLX250には数多くの「軍用」を感じさせる部分がある。特に「軍用」を感じさせる部分についてピックアップしてみた。つまりは、これらの民間のKLXに装着することができれば、瞬く間に「偵察オートバイ」に成りうる程に、特徴的な部分をピックアップしてみた。民間KLXをライトな偵察風に仕上げたい場合は、これらのパーツを参考にしてもらうと比較的簡単に「偵察風」にできるかもしれない。

①タコメーターとスピードメータが一体となったメーター部分

今回の偵察オートバイKLX250レストアの中で一番調達が難しかったパーツが、この「メーターアッセンブリー」だ。今回は結局ebay.comでKLX650用のメーターを購入して、溶断のダメージがない内部を利用してメーターアッセンブリーを再生した。ちなみにこの部品番号は(25001-1920):Meter-ASSY MPHとなっている。国内ではアッセンブリーではなく、それぞれ個別の部品番号でオーダーする事で入手可能なようだが、価格は6万から7万円と、かなりの高額になってしまう。

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②これぞ偵察オートバイ!頑丈なガード類

偵察オートバイを偵察オートバイたらしめる基本のパーツ群。金属加工の技術があれば、簡単にレプリカなどを制作できそうな感じに簡単な作りになっている。

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③B.Oライトとメインスイッチ

灯火管制ライトは、小さなアイテムだが偵察オートバイのパーツとしては無視できない存在感がある。また、メインスイッチにしても同様で、民間KLXには付属していない箇所なので、これもまた特徴的な部分である。このメインスイッチは民間のサービスマニュアルには情報が一切ない。どのように電流が流れるかは、レストアがある程度進むまでは本当に不明な部分で作業が困難だった箇所の一つだ。このメインスイッチのポジションについてはこちらに詳しく調べた結果を載せてあるので参考にしてもらいたい。

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④軍用の雰囲気を醸し出すブラックエンジン

民間KLXでもブラックカラーのエンジンは発売されているが、このマットブラックはいかにも「軍用」といつた存在感がある。このマットブラックと、車体のオリーブグリーンとで、「軍用車両」としてのカラーリングを完成させている。個人的には、新しいピカピカの塗装よりも古ぼけて塗膜がくすんだカラーリングの方がリアル感があって大好きである。

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ガード類や灯火管制関連の特殊パーツ以外は、品番やカラーリングも含めて殆どが民生品のパーツが流用されている。シュラウドやフェンダーなどのプラパーツも自衛隊専用の部品番号が割り当てられているようではあるが、塗膜を剥がしてみると実はあのカワサキ特有の明るいグリーンだった。

民間車種がベースなのだから当然なのであるが、これらの少数の特殊パーツとカラーリングが、偵察オートバイを偵察オートバイとたらしめていたのである。

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ウェブサイトのタイトル画像やタイトルにもなっている19偵は、第19偵察隊という意味なんですよね。実際の自衛隊にはこの部隊名の偵察隊はありませんので、架空の偵察隊のナンバリングを頂いております。偵察オートバイやミリタリーバイクでツーリングしたり情報交換したりと、偵察オートバイ・ミリタリーバイクのオーナーズグループの仮名称といった感じですかねぇ・・。実際になんら活動予定などはないんですけどね・・・ツーリングとかキャンプとか行けたら楽しいかな?なんて思ってます。